INFORMATION

<コロタイプ> HARIBAN AWARD 2019 最優秀賞受賞者 個展のお知らせ

2020.09.22

KG+2020 参加プログラム
マーガレット・ランシンク 「無の境界線ー快方に向かって」

便利堂では、2014年以降、国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」を開催しています。世界中から寄せられた写真作品から厳選な審査を経て選ばれた最優秀賞受賞者は、2週間の京都滞在中に便利堂コロタイプ工房の職人と意見を交わしながら、自身の作品をコロタイプで仕上げます。この取り組みを通して、現代を生きる作家が古典でありながらも新しい技法を制作の中に取り込む体験ができるだけでなく、便利堂の職人も、作家の清々しい視点や情熱に支えられて、新たなモチベーションを築くきっかけとなっていることは言うまでもありません。

 

本展ではHARIBAN AWARD2019で最優秀賞を受賞したマーガレット・ランシンクによる作品「無の境界線 ー快方に向かって(E=Border of Nothingness -On the Mend)」を紹介いたします。コロタイプで刷られたコラージュ写真は、ランシンクが日本で見て学んだ金継ぎに習った手法で仕上げられます。京都市指定有形文化財に指定されている野口家住宅花洛庵をお借りし、ランシンクが家族との関わりの中で生み出した作品の融合をお楽しみください。

 

展覧会、及びKG+の詳細については、こちら
HARIBAN AWARDの詳細については、こちら

 

【概要】HARIBAN AWARE 2019 最優秀賞受賞者個展

マーガレット・ランシンク「無の境界線ー快方に向かって」
会期:2020年9月26日(土)-10月7日(水) ※会期中無休
時間:10:00-17:00 ※16:30受付終了
入場:一般300円 ※大学生以下無料
場所:野口家住宅 花洛庵(京都市中京区藤本町544)
※このイベントは京都国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2020の
サテライトプログラム KG+に参加しています。

 

Margaret Lansink マーガレット・ランシンク:アムステルダム近郊の小さな村を拠点に活動する写真家。アムステルダムPhotoAcademyで学士号を取得した後、パリのLe Masterklassで学び、2019年にはAtelier Smedsbyに参加。彼女の作品はこれまで欧州各地、アメリカ、カナダ、中東、日本で展示されている。 https://margaretlansink.com/

<コロタイプ>長城を視る―楊越巒コロタイプ写真展のおしらせ

2020.09.15

KG+2020 参加プログラム
楊越巒コロタイプ写真展「長城を視る」

便利堂コロタイプギャラリーでは、9月19日(土)より、現在中国写真家協会の副会長を務め、作家としても活躍する楊越巒氏の作品展「長城を視る―楊越巒コロタイプ写真展」を開催いたします。本展は、京都国際写真展KYOTOGRAPHIEのサテライトイベントである、KG+2020の参加プログラムです。

 

10年間に渡り中国の万里の長城だけを撮影してきた楊氏は、これまでに中国の様々な場所に足を踏み入れ万里の長城のあらゆる姿を十万枚以上の写真に収めてきました。今回はそのなかでも代表となる10作品をコロタイププリントで展覧いたします。是非ご来場ください。

 

詳細については、こちら

 

【概要】
KG+2020 参加プログラム
楊越巒コロタイプ写真展「長城を視る」

会期:2020/9/19-10/18 ※会期中無休
時間:11:00-17:00
入場:無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)

<コロタイプ>第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展、開催

2020.06.24

6/23より、第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展を開催します!

 

便利堂では社員自らが作品をつくり、印刷の難しさや技師の技術を体験し学べるワークショップイベントを年に1回開催し、作品展をおこなっています。今年で8回目を迎えた本展では、例年以上に優れた作品が揃っています。

 

コロタイプ特有の刷り上がり方はもちろんのこと、作品のテーマやタイトルにも注目してご覧いただき、コロタイプをもっと身近に感じていただければ幸いです。ぜひお越しください!

 

詳細はこちら

 

【概要】
第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展
場所:京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地 便利堂コロタイプギャラリー
会期:2020年6月23日(火)~7月3日(金) 13:00~17:00
休廊:土・日曜日、6月30日(火)

<コロタイプ> ギャラリー:エバレット・ケネディ・ブラウン光画展と鼎談のお知らせ

2019.10.30

コロタイプギャラリー2019年秋季展

エバレット・ケネディ・ブラウン光画コロタイプ展
「日本の面影 ラフカディオ・ハーンの軌跡を訪ねて」

 


便利堂コロタイプギャラリーでは、秋季展として、京都在住の写真家エバレット・ケネディ・ブラウンが撮影した湿板写真を手刷りコロタイププリントとして仕上げた一連のシリーズを紹介する展覧会「日本の面影 ラフカディオ・ハーンの軌跡を訪ねて」を開催いたします。
会期中は府庁界隈まちかどミュージアムのスタンプラリーにも参加いたします。
是非ご来場くださいませ。


【概要】

エバレット・ケネディ・ブラウン光画コロタイプ展
「日本の面影 ラフカディオ・ハーンの軌跡を訪ねて」

会期:2019年 10月 26日(土)- 11月 24日(日)※会期中無休
時間:11:00-17:00
入場無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)
※11月2日(土)はイベントのため14:00以降イベント参加者以外は入場できませんのでご了承ください。

 

 

< 11月2日(土)には、コロタイプ工房見学&3人の写真家による鼎談を開催いたします!> 

13:00 -14:00   便利堂コロタイプ工房見学(鼎談参加者対象)

14:30-16:30 3人の写真家による鼎談 「人間と自然、人間と風景」
赤阪友昭氏 × 津田直氏 × エバレット・ケネディ・ブラウン氏

*定員30名(要予約・先着順

*参加費:1,000円(当日、受付での精算とさせていただきます)
*お申し込み方法:
氏名、人数を記載の上、メールでお申し込みください。(benrido.academy@gmail.com)

<コロタイプ> HARIBAN AWARD 2019  グランプリ受賞者決定!

2019.08.31

HARIBAN AWARD 2019
グランプリ受賞者が決定いたしました!

2019年4月12日から7月15日までの間、一般に公募し、433名のご応募をいただきました国際コロタイプ写真コンペティションHARIBAN AWARD 2019のグランプリ受賞者が決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。

Margaret Lansink  マーガレット・ランシンク

オランダ・アムステルダムを拠点に活動される写真家で、アムステルダムやパリの大学で芸術を学ばれました。これまでにもオランダに限らず、フランス、アメリカ、日本、ブルガリア、リトアニア等、世界各地で作品を発表されています。
京都に滞在され、便利堂コロタイプ工房の職人と一緒にコロタイププリントをされるのは12月の上旬に決定いたしました。今後、来春の個展に向けて作品制作と展示の準備が始まります!
追って情報を発信いたしますので、今後の動きに乞うご期待くださいませ。

マーガレット・ランシンクさんの情報はこちら
https://margaretlansink.com/

国際コロタイプ写真コンペティション HARIBAN AWARD の情報はこちら

Competition

 

<コロタイプ> ギャラリー:コロタイプアカデミー開校2周年記念展

2019.08.09

コロタイプアカデミー開校2周年記念
BENRIDO COLLOTYPE ACADEMY
2nd Anniversary Exhibition


便利堂コロタイプアカデミーはたくさんの方に支えられて、7月29日(月)に開校から2周年を迎えます!

これまで、31回のワークショップを開催し、受講者の総数は147名を数えました。海外から来られる受講者の方も増える一方で、中には半年以上も前からコースの開講日を確認にメールされてくることもありました。熱心な受講者の皆様、そして様々な文化圏の方や、普段は出会うことのない職種の方等との出会いはとても刺激的です。感光乳剤を塗布して、印画をし、インキングをしてイメージを浮かび上がらせる手法など、仕上がりの素材に工夫を加えるような取り組みも行いました。と、同時に受講者の方から、鉄のプレートに印画はできないかな?というアイディアの持ち込みに答えることになるなど、表現の可能性も広がりつつあります。

このようにして制作された手刷りコロタイププリントのアーカイブも、2年目の一年でたくさん集まり、改めて2度目の展覧会を開催しようという運びになりました。ぜひご高覧くださいませ。

 

【概要】

BENRIDO COLLOYTPE ACADEMY 2nd ANNIVERSARY EXHIBITION!
便利堂コロタイプアカデミー開校2周年記念展

会期:2019年 7月 29日(月)- 8月 9日(金)※土日休廊
時間:13:00-17:00
場所:便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302

公式 HP:http://academy.benrido-collotype.today 

HARIBAN AWARD 2018 グランプリ受賞者発表

2018.09.14

ハリバンアワード2018のグランプリ受賞者:
★Grand Prize Winner
エスター・タイヒマン(ドイツ/アメリカ) 女性 38歳
http://www.estherteichmann.com
*京都滞在制作の予定:12月8日~22日

略歴:エスター・タイヒマン 執筆とキュレーションも行うアーティスト。タイヒマンはロイヤル・カレッジ・オブ・アー トにおいて、芸術の修士号(2005)と博士号(2012)を取得し、現在は同校のキュレー ション育成コースと歴史コーディネーターのプログラムの責任者です。2013年にはサン フランシスコのカリフォルニア芸術大学客員教授を務め、2009年から2018年までロンド ン芸術大学の写真学科の講師も務めました。

タイヒマンの作品は原始的な回帰をテーマとし、そのモチーフはベッドから沼地、そして 洞窟、また母から恋人へと変化を遂げる神話ような世界へと導いてくれます。彼女の描 写は暗闇の中を出たり入ったりし、また滴り落ちるインクに隠れながら、夜の重たい黒 闇を思い起こさせる微妙な色合いにモチーフが染まることで、もともと被写体の持ってい る印象からの脱出が可能になります。

アティスト・ステートメント

私の写真は、架空の神話的な世界を構築するため、複数のイメージをセットアップし撮影されています。私たちは原始へ の回帰を知るなかで、ベッドから沼地、そして洞窟へ、または母から恋人へと移動します。実験的なプリントを制作し、 そのプリントに直接描画することで、もともと被写体が持っている印象を緩和する効果を出そうとしました。一つイメー ジからまた別のものに生まれ変わるような断片から生まれる物語は、自伝や小説、神話の世界を行き来し、さらに他の ものへと姿を変えていきます。私の作品は写真と映像と文章の組み合わせによって、洞窟のような母、貝のような姉妹、 月のような恋人たち、滝のような涙が描きだされます。沼や洞窟といった真っ暗な闇に入ることで、摂取と排出、母と 娘、姉と妹、黒と白、恋人と恋人、シュールレアリズムのエロティックな衝動(真珠を作るといった刺激的なもの)な どが私の作品から感じられるはずです。カメラのような口径と絞りを持つ貝殻。 大洋のような子宮。 月のような恋人た ち。 自制しながらの保有。夜としての昼間。

http://benrido-collotype.today/hariban-award-2018-winners/

コロタイプアカデミー開講いたしました!

2017.07.19

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便利堂コロタイプ工房は、世界でも希少となったコロタイプ技法を、ひとりでも多くの方に、知り・学び・実践していただく場を提供したいという思いから、このたび「コロタイプ・アカデミー」を開講することとなりました。初心者向けの体験コースから、より深く学びたい方向けの専門コースまで、それぞれの方の興味に合わせたコースをラインナップし、熟練のコロタイプ・マイスターが丁寧に指導いたします。

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【1日コース とっておきの写真をモチーフに、絵はがきを作ってみましょう!】

コロタイプのことを知っていただくために、まずは便利堂コロタイプ工房の見学を行います。写真工房や製版室、刷り室など、普段外部の方が身近に観ることのできない制作現場の緊張感を体感していただきます。その後、暗室に入り、感光乳剤が塗布された版にご自身の写真を露光・現像します。版が仕上がったら、その版を使いテスト刷りを重ね、コース修了時に耳付きの和紙はがきに刷った完成品をお持ち帰りいただきます。
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時間:10:00 – 17:00
受講料:15,000円(テキスト、インク等の材料、耳付き和紙はがき10枚/税込)

 

※7月29日(土)、8月4日(金)はアカデミー開校記念につき、30%OFFで受講いただけます!→10,500円!
定員:6人
画像:1枚

 

※備考
・便利堂のコロタイプ・アカデミーでは、身体にも環境にも優しいDIAZO感光乳剤を使用した、新しいタイプの版をご使用いただきます。安心してご参加ください!
・製版準備の都合上、作品にしたい写真画像を開催の1週間前までに提出していただきます。
・当日はよごれてもよい服装でご参加ください。
・エプロン、手を拭くタオル、お昼ご飯をお持ちください。

 

山本修
コロタイプ・アカデミー 講師
プロフィール
1960年、京都生まれ。高校卒業後に便利堂に入社し、それから現在にいたるまで便利堂工房においてコロタイプ・プリンターとして従事。これまで正倉院文書や蒙古襲来絵詞、また伊藤若冲動植綵絵といった貴重な文化財の複製や、森村泰昌氏の『フェルメール研究 2004』の制作では十数版を使った多色コロタイプ作品を完成させる。近年では森山大道や石内都など6作家の作品を収めた『プロヴォーク・ボックス』のプリントなども手がけた。工房での仕事と並行しながら、大学等での特別講演や代官山フォトフェアやKYOTOGRAPHIEなどにおいてワークショップを開催し、コロタイプ普及のための活動を継続的に行なっている。今回のコロタイプ・アカデミーの開校に向け、授業内容やレベルごとのカリキュラムに関して自身の経験を通して様々な側面からの検討を行い、受講者のニーズに幅広く応えていく準備を整えている。

 

山本講師からのメッセージ
「十八歳の時に、私はコロタイプに初めて出会いました。実は便利堂で働くきっかけを作ってくれたのが高校時代の私の教師だったのですが、どういうわけか高校三年生の私に向かって「便利堂で印刷職人になってみないか」と勧めてくれたのです。その助言があって便利堂に入社し、それからの毎日は試行錯誤の連続だったのですが、なんとか現在に到るまでの約四十年の間、納得の一枚が刷れた時の喜びを味わうために年月を費やしてきたと思っています。今回、講師を務めさせていただくコロタイプ・アカデミーでは、私のこれまで学ぶ習得した技や経験、そして知識をフルに使って、一般的に難しいと言われているコロタイプ技法をわかりやすく伝授することを念頭に置き、私自身も新鮮な気持ちでみなさんと共にコロタイプでのプリント制作を楽しんでいきたいと思っていますので、受講を希望されるみなさん、こうご期待ください!」

 

溝縁 真子
コロタイプ・アカデミー コーディネーター
プロフィール
1984年、京都府宇治市生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻し版画と写真を学び、卒業後の2010年に、さらにアート写真を学ぶためにドイツのライプツィヒ視覚芸術大学に留学。写真技術や表現方法だけでなく、作品を制作するうえで重要となる哲学や社会への向き合いかたなども学ぶ。2016年にマイスターシューラーを修了後、京都に戻り2017年から便利堂に入社。コロタイプ・アカデミーでは、主に講師のアシスト、及びアカデミーの運営全般を担当する。

 

メッセージ
わたしはこれまで京都とライプツィヒで版画と写真、そして製本について学んできました。わたしがコロタイプという古典的な印刷技法を知ったのは、数年前にライプツィヒの印刷博物館を訪れた時のことでした。館内でのツアー担当の方が、以前までライプツィヒで稼働していたコロタイプ印刷所が閉鎖してしまい、今では唯一京都に工房が残っているのみと話してくださったのです。そして、偶然というか奇遇にも唯一と語られた便利堂に入社し、存続さえ危ぶまれる貴重な技術をひとりでも多くの方々に知っていただきたいと思っています。アカデミーをとおしてコロタイププリントの美しさや制作の喜びを味わっていただくことを切に願いながら、受講者のみなさまがより充実した時間を過ごしていただけるようさまざまな企画を考案中ですので、どうぞよろしくお願いします。

benrido Collotype Atelier Kyoto Japan; Collotype Academy; 2017; Mako Mizobuchi
benrido Collotype Atelier Kyoto Japan; Collotype Academy; 2017; Mako Mizobuchi

2日コース、5日コースも開校しています。

詳しくはこちらのページでご案内しております。
皆様のご参加お待ちしております!

新作ポートフォリオ 植田正治≪砂丘≫販売開始しました!

2017.06.29

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「パパとママとコドモたち」など、砂丘を舞台に家族の姿を、まさに“植田調ueda-cho”でとらえた代表作を収録した、植田正治ファン垂涎のポートフォリオシリーズが、豪華寝台列車 トワイライト・エクスプレス《瑞風》就航に合わせ企画され、収録作は瑞風の車両内に展示されています。
特別版は、レギュラー版6点に、さらに〈童暦〉シリーズなどから4点を特別にセットされ、
さらに特別付録に河出書房新社からこのたび出版されたレゾネ『植田正治作品集』も収録された豪華版です。
詳しくはこちら
※こちらは限定部数で残り1部となりました。

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〈収録作品〉
1.妻のいる砂丘風景(Ⅲ)/ MY WIFE IN THE DUNES (Ⅲ) 1950頃
2.パパとママとコドモたち/ PAPA, MAMA AND THE CHILDREN 1949
3.パパとママとコドモたち / PAPA, MAMA AND THE CHILDREN (Ⅰ) 1949
4.ボクのわたしのお母さん/ MAMMY, MY DEAR 1950
5.パパとトッチン/ PAPA AND TOCHIN 1949
6.へのへのもへの/ DOODLE FACE 1949
7.少女四態/ FOUR GIRLS, FOUR POSITIONS 1939
8.妹のお守り/ CARING FOR LITTLE SISTER 1959-70
9.紙芝居屋が行く/ THE PICTURE STORYTELLER DEPARTS 1959-70
10.小さな工場/ SMALL FACTORY 1959-70

商品ページはこちら

この度、新作ポートフォリオも6月17日より発売開始いたしましたのでお知らせいたします。
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コロタイプ(モノクロ)
プリントサイズ:203×254mm(8×10インチ)

作品1-6を収録します。
こちらは便利堂ミニ・ポートフォリオシリーズの第4シリーズでもあり、外装はおなじみのタトウ装・スリーブケース入です。タトウ・ケース用紙は、表/OKサンドダークと裏/新バフン紙(紺)の合紙で、砂丘と空のコントラストを表現してみました。

販売価格6,000円+税
商品ページはこちら

 

植田正治は1913年に生まれ、郷里・鳥取で写真館を営みながら、写真雑誌や展覧会に出品した作品がつぎつぎと入選し、写真家として頭角を現します。
山陰の空や砂丘などを背景に、被写体(ときに家族)をまるでオブジェのように配置した演出写真は、いまでも世界中で高い評価を得ています。

“FROM DUSK in collotype”展のお知らせ KYOTOGRAPHIE 2017 KG+Award

2017.04.18

「誰もが多かれ少なかれ心に傷を持っていて、なかにはその傷から逃れられない人たちもいます。これは痛みを抱く人たちの物語です。」

物理的あるいは不可視の傷跡がヤマウチタカモトのFrom Duskには通底している。モノクロ写真のシリーズからなるこれらの作品は、癒えることのない傷を明らかにしつつ、私たちが脆くはかない存在であることを実感させる。被写体の奥深くに埋もれた複雑な感情の層を解きほぐしつつ、ヤマウチの写真は精神的あるいは物理的な困難を背負った人々に対しての想いを巡らせている。ヤマウチはBarat College Chicago、School of Art Institute of ChicagoおよびICPで写真を学ぶ。国内外問わず精力的に活動し、これまでに「FROM DUSK」(T.I.P Book、 2015年)と「Till Dawn」(Case Publishing、2016年)の2冊の写真集を出版している。

展示期間: 2017年4月12日(水) – 5月14日(日) (11:00~18:00)
参加費: Free
場所: 〒604-0093 京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地 《地図》

 

アーティストトーク:5月3日(水) (17:00~18:00) ※参加費無料

Takamoto Yamauchi × 萩野NAO之