今回の展示では、堀内事務所からの貴重なオリジナル作品、
コロタイプ作品とあわせての特別展となります。
堀内誠一『音楽の肖像』コロタイプ&原画展
会場: 誠光社
〒602-0871 京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437
TEL/FAX 075-708-8340
開催日:2021年6月1日(火)ー 2021年6月15日(火)
時間:10時〜20時(最終日・イベント開催時は18時まで)
「デッサンの名手で色彩の画家だったラウル・デュフィは、絵を描く喜びの上澄みのような両極を同時に表した。線は旋律、色は音。それを彼の”オーケストラ”の絵はたちどころに教えてくれる」(『音楽の肖像』より)
ヤマハの楽器店やピアノ教室などで配られるPR誌『ピアノの本』にて連載された堀内誠一による作曲家の肖像画とエッセイの数々に、未発表のイラスト、さらには谷川俊太郎の書きおろしを含む32篇の詩を組み合わせた、堀内誠一さんの『音楽の肖像』敢行を記念し、京都便利堂より同書から6点をセレクトしたポートフォリオが制作されました。
音楽の肖像 コロタイプポートフォリオ
描かれているのはモーツアルトやベートーヴェン、サティやストラヴィンスキーなどのクラシック音楽の作曲家たち。1点1点を手刷りで制作するコロタイプによるもので、その風合いはまるで水彩画のような透明感と色彩を帯び、それぞれがオリジナル作品と見紛うばかりです。また、詩人で堀内さんの友人であった谷川俊太郎さんによる、このポートフォリオのための特別なエッセイも同じ手法で印刷しました。外箱ケースにはパリに長年暮らした堀内さんということを踏まえて、フランス語によるタイトルとパリの街角を描いたイラストをフィーチャーしてあります。
堀内誠一
1932年12月東京向島生まれ。14歳で伊勢丹の宣伝課に入社。23歳でアドセンター設立に参加し、企業広告、ファッションショー、「週刊平凡」「平凡パンチ」のファッションページのディレクションを手がけると同時に、挿絵と絵本の仕事を始める。1958年に初めての絵本『くろうまブランキー』を刊行。69年に独立し「アンアン」創刊時のアートディレクターを務めたのち、74年から家族とともにパリ郊外に暮らし、ヨーロッパ各地を旅する。1987年8月、下咽頭癌のため死去。享年54。現在は、ご家族で運営されている株式会社 堀内事務所が作品の管理を行い、出版や展覧会などを継続的に行っている。
Product Detail
Artist: 堀内誠一
Title: 音楽の肖像 コロタイプポートフォリオ
Text: 谷川俊太郎
Edition: Open Edition
Size: プリントサイズ: 25.4 x 20.3cm / ケースサイズ: 25.8 x 20.6 x 0.8cm
Price: 9,500円 + Tax
コロタイプポートフォリオは会場でも販売いたします。
オンラインでのお求めはこちら(6月1日より発売)