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KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2015はじまります!

2015.04.16


KYOTOGRAPHIEは日本および海外の重要作家や貴重な写真コレクションによる国際的な写真祭です。世界屈指の文化都市である京都の街全体を舞台に、趣のある建造物や近現代建築の空間に伝統工芸技術や最先端テクノロジーを用いて展開されるのが特徴です。今年で第3回目となり、4月18日から5月10日のあいだ9ヵ国から計14組の作家とコレクションから出展されます。 
今年は「TRIBE(部族)―あなたはどこにいるのか?」をテーマに、一度見ただけで強烈な印象を与える写真作品が出展され、「写真」に詳しいかどうかに関係なく楽しめる内容となっています。
便利堂では、もともと写真プリントのために生まれた古典印画技法であるコロタイプを用いて、KYOTOGRAPHIEの展示に関連する4つのポートフォリオを制作しました。デジタル化が進むほど、人の手による確かな風合いが求められますが、職人が熟練した技を用いるコロタイプは近年その魅力が見直され、深いシャドーからハイライトにかけての滑らかな階調をもつモノクロ表現、独特の暖かみをもつカラー表現、顔料を使うため可能となる自在な色表現など、コロタイプしか持ちえない多彩な表現力から、写真家からの注目を集めています。
フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション サムライの残像
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ポートフォリオ 〈侍〉 40,000円(税別)
世界屈指の規模を誇るフランス国立ギメ東洋美術館から、貴重な写真コレクションが日本初上陸。急激な社会変化とともに姿を消すこととなった武士の肖像に焦点を当てたヴィンテージ・プリント約60点を展示。また、コロタイプ・プリント5点の展示もございます。
ポートフォリオのご購入はKYOTOGRAPHIE会場便利堂本社1階コロタイプギャラリー京都国立博物館ミュージアムショップ京都三条富小路店オンラインショップで可能です。
【期間】4月18日(土)~5月31日(日) 10:00~17:00 ※会期中無休
【場所】虎屋 京都ギャラリー 《地図》
【入場料】無料
マルティン・グシンデ フエゴ諸島諸先住民の魂――セルクナム族、ヤマナ族、カウェスカー族
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ポートフォリオ マルティン・グシンデ 〈ティエラ・デル・フエゴ 1918-1924〉 87,000円(税別)
パタゴニアで消滅した先住民族の、動物の毛皮をまとい、仮面をかぶり、全身に儀礼的な模様を塗りつけた肖像が、世界的建築家・坂 茂氏がデザインした“紙管パビリオン”という紙でできた建築物の中で展示されます。
ポートフォリオのご購入はKYOTOGRAPHIE会場便利堂本社1階コロタイプギャラリー京都国立博物館ミュージアムショップ京都三条富小路店オンラインショップで可能です。
【日時】4月18日(土)~5月10日(日) 10:00~20:00 ※会期中無休
【場所】京都市役所前広場 《地図》
【入場料】パスポート代(一般:2,500円、学生:1,500円)またはチケット代(一般・学生ともに500円)
その他の展示作品についてはKYOTOGRAPHIEホームページでご確認ください。
また、便利堂はKYOTOGRAPHIEのAssociated Programや、KG+(ケージープラス)という市内各所の画廊、カフェ、教育施設など約50の会場で国内外の若手作家展を中心として行われるサテライトイベントにも参加します。
KYOTOGRAPHIE Associated Program
HARIBAN AWARD 2014 授賞作品Awoiska van der Molenコロタイプ写真展 ‘Sequester in Collotypes’

Awoiska van der Molen Untitled 351-10 2013
※「HARIBAN AWARD」プロジェクトとは
19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティション。広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができるものです。
今回は「HARIBAN AWARD 2014」で世界中の応募者131名の中から見事に最優秀賞授賞者に選ばれたアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏が、職人とともにつくり上げたコロタイププリントの展示を行います。
【日時】4月18日(土)~5月10日(日) 11:00~18:00 ※会期中無休
【場所】
①臨済宗保水山廣誠院(4月18日~4月22日) 《地図》
②京都ホテルオークラ 地下1階 ※廣誠院すぐ近く(4月23日~5月10日) 《地図》
【入場料】
①臨済宗保水山廣誠院:700円
②京都ホテルオークラ:無料
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公式カタログも販売いたします。
KG+
正木博コロタイプ写真展 京都抄景

上七軒 2013
日本の伝統と佇まいを色濃く残す京都の伝統的な建築物、庭園、街並みのなかに現れる日本独自の美意識を写真で切り取った、写真家 正木博氏によるコロタイププリントの展示。

ポートフォリオ 正木博 〈京都抄景〉 54,000円(税別)
ポートフォリオのご購入はKYOTOGRAPHIE会場便利堂本社1階コロタイプギャラリー京都三条富小路店オンラインショップで可能です。
【日時】4月17日(金)~5月10日(日) 11:00~18:00 ※会期中無休
【場所】株式会社便利堂 京都本社コロタイプギャラリー1階 《地図》
【入場料】無料
ぜひ会場へ足をお運びいただき、KYOTOGRAPHIEをお楽しみください。

メディア情報 『旅鞄いっぱいの京都 ふたたび』に掲載していただきました!

2015.04.13

「ズームインスーパー」や「はなまるマーケット」などのレギュラーを長年勤められた堤信子氏が京都の文具や雑貨の情報を綴ったシリーズ『旅鞄いっぱい』の4作目、『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』で、京都三条富小路店をご紹介いただきました!(60~61ページ)

掲載商品は京都三条富小路店・東京神田神保町店にてご覧いただけます。

正木博「京都抄景」コロタイプ写真展

2015.04.13


便利堂コロタイプギャラリーでは、正木博コロタイプ写真展を開催します!
正木博氏は、日本の伝統と佇まいを色濃く残す京都の伝統的な建築物、庭園、街並みのなかに現れる日本独自の美意識を写真で切り取ります。光と陰影。コロタイプならではの階調表現をお楽しみください。オリジナルプリントとともに展示します。※本展はKG+(KYOTOGRAPHIEサテライト展示)に参加しています。
また会場では、記念出版として、正木博「京都抄景」のコロタイプポートフォリオを30部限定で販売します。
【日時】2015年4月17日(金)~5月10日(日)※会期中無休
【開廊時間】11:00~18:00
【会場】便利堂コロタイプキャラリー 株式会社便利堂 京都本社1階 ※入場無料

PARASOPHIA京都国際現代芸術祭2015へ行こう!

2015.04.10

PARASOPHIA京都国際現代芸術祭2015をご存知ですか?
PARASOPHIA京都国際現代芸術祭2015とは、京都初の大規模な現代芸術の国際展で、世界の第一線で活躍する作家約40人が集結したイベントです。京都という地を舞台とし、京都市美術館・京都文化博物館を主会場としながら、各地で個性的な空間が創出されています。
では、具体的にはどのようなものなのでしょう。その様子を便利堂がお伝えします!
会場の様子は?
京都市美術館、京都文化博物館を主会場とし、その他にも鴨川デルタや堀川団地など京都中心地帯の各所でも展開されています。最も多くの作品に触れることができるのは京都市美術館なので、どこから行けばいいかわからないという方は是非ここから足を運んでみてください。また、京都市美術館・京都文化博物館以外の場所は入場無料ですので、京都観光のついでに立ち寄るのに丁度いいかもしれませんね。

京都市美術館正面入口
どんな作品が見られるの?
これまで私たちが「芸術」に繋がるものとは思いもしなかった、プラスチック容器や廃材を素材とした作品のほか、CGを用いたりアニメーションになった映像、空間、思想など、“私たちが知らない興味深い思考や表現が世界にはたくさんある”(PARASOPHIAホームページより)ということを思い知らせてくれる作品群が見られます。また、視覚だけではなく、聴覚や触覚、嗅覚(ときには味覚!)といった五感をめいっぱい活用して、体全身で作品のメッセージを感じることができるのも面白さの1つです。行ってみるだけで、価値観や視野がぱっと広がった気分になりますよ。1度だけでなく、2度、3度足を運ぶことで見えてくるものもあり、じっくり楽しめるのも良いですね。

『神託、フクロウ……ある動物は眠らない』アン・リスレゴー   『憧れのボディ』石橋義正

『手と目、そしてIt』ヘトヴィヒ・フーベン
見どころは?
PARASOPHIAは京都という街を舞台としているという点に大きな意義があります。京都は古くからの伝統が今も生き生きと残る街として国内外で人気の場所ですが、反対に、「その時々に生まれる先駆的な芸術家や思想家たちの活動を寛容に支援し続け(PARASOPHIAホームページより)」てきたという側面があります。京都の観光では古い社寺や庭園など“古いもの”を見るのがメインになりがちなところがありますが、新しい現代芸術こそが京都の文化形成の始まりであり、これを受け入れ取り込んでいく街のあり方も、PARASOPHIAで是非感じていただきたいところです。
毎日のようにワークショップやセミナー、シネマプログラムなども実施されており、日々新しい活動も楽しめます。詳しくはホームページをご参照いただき、是非ご自分の世界を広げる機会としてください。
森村泰昌ポートフォリオ販売中!
ご参考までに、便利堂としてのおすすめのスポットもご紹介させていただきます。京都文化博物館は、森村泰昌の『ラス・メニーナス』が飾られている閉館後の静まったプラド美術館を舞台にした作品8点と、エルミタージュ美術館の歴史をテーマにした3点が展示されています。氏はデビュー作『肖像《ゴッホ》』(1985年)をはじめとし、自らが作品の中の人物に扮するセルフポートレイトという手法をとることで有名ですが、今回の展示会場では更に作品世界と観覧者との関係性に迫る、ストーリー性が与えられている点で特異です。

会場の京都文化博物館別館
作品をどう捉えるのか、解釈はあくまで受け手に託されています。何度も往復して眺めてしまうような奥深さがとても面白いですね。また、会場では森村泰昌氏本人の解説音声が日本語・英語で流されており、氏の話し方、声の調子にも触れることができます。筆者は氏の声を今回初めて聴きましたが、「こういう話し方の人がこういう作品を描くのだ」ということに妙に納得しました。
森村泰昌氏はデビュー前、セルフポートレートではなく、卓上にのせられた食器などを組み合わせた、繊細で柔らかな作品も制作しています。それがこの『卓上のバルコ・ネグロ』で、制作当時、氏が好きだったポルトガルのファドの名曲「暗いはしけ=バルコネグロ」からとられています。またこのタイトルには“卓上という小さな世界にこそ芸術は生まれる”という想いが込められているそうです。
このポートフォリオは会場の京都文化博物館ミュージアムショップでお買い求めいただけます。

ポートフォリオ 森村泰昌 《卓上のバルコネグロ》より、〈卓上の都市・凱旋門〉 1枚1,715円(税別)

ポートフォリオ 森村泰昌《卓上のバルコネグロ》より、〈1984〉 5枚セット5,715円(税別)
ぜひ会場で生の作品に触れて、PARASOPHIAをお楽しみください!
京都文化博物館ミュージアムショップ
オンラインショップ

HARIBAN AWARD 2014 グランプリ受賞者 Awoiska van der Molenコロタイプ写真展

2015.04.09


Awoiska van der Molen Untitled 351-10 2013

19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティション「HARIBAN AWARD 2014」で世界中の応募者131名の中から見事に最優秀賞受賞者に選ばれたアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏が、職人とともにつくり上げたコロタイププリントの展示を行います!
【日時】2015年4月18日(土)~22日(水) 11:00~18:00
【場所】臨済宗保水山 廣誠院 《地図はこちら》
【施設入場料】700円
廣誠院は数奇屋風の書院と茶室からなり、庭園では高瀬川から引き込まれた大きくゆるやかな川の流れを眺めることができます。趣深い建物や豊かな庭園のなか、ゆったりとした気持ちで作品をお楽しみいただける場所です。通常は非公開ですので、施設内部に入ることができる今回は大変貴重な機会になります。

廣誠院の眺め
また18日(土)には、アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏による写真集サイン会を実施します!

アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏 パリフォト2014にて
昨年の選考の様子やアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン氏の略歴はこちらから
作品制作についてのインタビューはこちらから
氏がコロタイプ職人とともにひたむきに作り上げた作品の数々を、ぜひご覧ください。

なお、本展示は23日(木)以降も場所を変えて行います。
【期間】4月23日(木)~5月10日(日) 11:00~18:00
【場所】京都ホテルオークラ 地下1階 ※廣誠院すぐ近く 《地図はこちら》
【施設入場料】無料
お越しの際はお間違えのないようご注意ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!

国際コロタイプ 写真コンペティションHARIBAN AWARD 2015 公募開始のお知らせ

2015.04.09


19世紀の古典技法「コロタイプ」を使った世界初の国際写真コンペティションの第2回目、「HARIBAN AWARD 2015」を開催します!
ガラス板を使うことから、日本では「玻璃版(はりばん)」と呼ばれる写真プリント技法のひとつ「コロタイプ」。便利堂コロタイプ工房は、明治38年の工房開設以来、1世紀以上にわたってこの技法を継承してきました。その伝統と文化を次の世代に伝えるためにも、より多くの方々にコロタイプを知っていただき、活用していただくことが重要だと考えています。「HARIBAN AWARD」プロジェクトは、広く世界からコロタイプで作品を作ってみたい写真家やクリエイターにエントリーしてもらい、最優秀者は工房のある京都に招待され、滞在しながら自分の思い描くプリント、あるいは新たな発見となるプリントを職人と共に作り上げるという、便利堂コロタイプ工房でしか味わえない体験ができます。
さらに詳しくはこちらから


■お問い合わせ先
HARIBAN AWARD 2015 事務局
〒604-0093
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地
便利堂内
電話:075-231-4351
E-mail : info@haribanaward.org
公式ホームページ www.benrido-collotype.today/competition
ツイッター @haribanaward
フェイスブック Hariban Award