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こどもびじゅつえほん待望のシリーズ第四作目「じごくのせかい」7/29発売開始!

2017.07.25

jigokunosekai(バナー)

皆様、地獄って128ヶ所も有るって知っていましたか?
地上に近い所から下に向かって「八大地獄」活・黒縄・合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻があり、それぞれに十六の小さい地獄「十六別所」があるので、全部でな・ん・と128ヶ所!!!
「じごくのせかい」では、その中から11の地獄にフィーチャーし、地獄の働き者“獄卒”たちが罪人に、いたーいお仕置を繰り広げます。

世にも恐ろしく、時に滑稽な「じごくのせかい」
お子様だけでなく大人が読んでも面白い絵本に仕上がりました!この機会に是非「じごくのせかい」を覗いてみませんか?

◆作品紹介◆
仏教には仏の世界とわたしたちが住む世界、そして地獄の世界があります。
悪いことをすると、死後に罪状に応じて地獄に堕ち報いを受けるとされており、
国宝「地獄草子」では、罪人が地獄で受ける報いの数々が恐ろしく、時にユーモラスな描写で表現されています。

国宝「地獄草紙」(じごくぞうし)
平安時代 秦致貞 筆 東京国立博物館蔵
『正法念処経地獄品』より十六別所のうち、雨炎火石地獄、髪火流地獄、火抹虫地獄、雲火霧地獄の四所を描いている。

国宝「地獄草紙」(じごくぞうし)
平安時代~鎌倉時代 奈良国立博物館
『起世経』より十六別所のうち、鶏地獄、膿血地獄、函量地獄、鉄磑地獄、黒雲沙地獄、糞屎泥地獄、狐狼地獄の七所を描いている。

◆商品詳細◆
定価:本体900円+税
サイズ:19.0 ×16.0㎝
ハードカバー: 12頁
ISBN:978-4-89273-107-5

コロタイプアカデミー開講いたしました!

2017.07.19

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便利堂コロタイプ工房は、世界でも希少となったコロタイプ技法を、ひとりでも多くの方に、知り・学び・実践していただく場を提供したいという思いから、このたび「コロタイプ・アカデミー」を開講することとなりました。初心者向けの体験コースから、より深く学びたい方向けの専門コースまで、それぞれの方の興味に合わせたコースをラインナップし、熟練のコロタイプ・マイスターが丁寧に指導いたします。

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【1日コース とっておきの写真をモチーフに、絵はがきを作ってみましょう!】

コロタイプのことを知っていただくために、まずは便利堂コロタイプ工房の見学を行います。写真工房や製版室、刷り室など、普段外部の方が身近に観ることのできない制作現場の緊張感を体感していただきます。その後、暗室に入り、感光乳剤が塗布された版にご自身の写真を露光・現像します。版が仕上がったら、その版を使いテスト刷りを重ね、コース修了時に耳付きの和紙はがきに刷った完成品をお持ち帰りいただきます。
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時間:10:00 – 17:00
受講料:15,000円(テキスト、インク等の材料、耳付き和紙はがき10枚/税込)

 

※7月29日(土)、8月4日(金)はアカデミー開校記念につき、30%OFFで受講いただけます!→10,500円!
定員:6人
画像:1枚

 

※備考
・便利堂のコロタイプ・アカデミーでは、身体にも環境にも優しいDIAZO感光乳剤を使用した、新しいタイプの版をご使用いただきます。安心してご参加ください!
・製版準備の都合上、作品にしたい写真画像を開催の1週間前までに提出していただきます。
・当日はよごれてもよい服装でご参加ください。
・エプロン、手を拭くタオル、お昼ご飯をお持ちください。

 

山本修
コロタイプ・アカデミー 講師
プロフィール
1960年、京都生まれ。高校卒業後に便利堂に入社し、それから現在にいたるまで便利堂工房においてコロタイプ・プリンターとして従事。これまで正倉院文書や蒙古襲来絵詞、また伊藤若冲動植綵絵といった貴重な文化財の複製や、森村泰昌氏の『フェルメール研究 2004』の制作では十数版を使った多色コロタイプ作品を完成させる。近年では森山大道や石内都など6作家の作品を収めた『プロヴォーク・ボックス』のプリントなども手がけた。工房での仕事と並行しながら、大学等での特別講演や代官山フォトフェアやKYOTOGRAPHIEなどにおいてワークショップを開催し、コロタイプ普及のための活動を継続的に行なっている。今回のコロタイプ・アカデミーの開校に向け、授業内容やレベルごとのカリキュラムに関して自身の経験を通して様々な側面からの検討を行い、受講者のニーズに幅広く応えていく準備を整えている。

 

山本講師からのメッセージ
「十八歳の時に、私はコロタイプに初めて出会いました。実は便利堂で働くきっかけを作ってくれたのが高校時代の私の教師だったのですが、どういうわけか高校三年生の私に向かって「便利堂で印刷職人になってみないか」と勧めてくれたのです。その助言があって便利堂に入社し、それからの毎日は試行錯誤の連続だったのですが、なんとか現在に到るまでの約四十年の間、納得の一枚が刷れた時の喜びを味わうために年月を費やしてきたと思っています。今回、講師を務めさせていただくコロタイプ・アカデミーでは、私のこれまで学ぶ習得した技や経験、そして知識をフルに使って、一般的に難しいと言われているコロタイプ技法をわかりやすく伝授することを念頭に置き、私自身も新鮮な気持ちでみなさんと共にコロタイプでのプリント制作を楽しんでいきたいと思っていますので、受講を希望されるみなさん、こうご期待ください!」

 

溝縁 真子
コロタイプ・アカデミー コーディネーター
プロフィール
1984年、京都府宇治市生まれ。京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻し版画と写真を学び、卒業後の2010年に、さらにアート写真を学ぶためにドイツのライプツィヒ視覚芸術大学に留学。写真技術や表現方法だけでなく、作品を制作するうえで重要となる哲学や社会への向き合いかたなども学ぶ。2016年にマイスターシューラーを修了後、京都に戻り2017年から便利堂に入社。コロタイプ・アカデミーでは、主に講師のアシスト、及びアカデミーの運営全般を担当する。

 

メッセージ
わたしはこれまで京都とライプツィヒで版画と写真、そして製本について学んできました。わたしがコロタイプという古典的な印刷技法を知ったのは、数年前にライプツィヒの印刷博物館を訪れた時のことでした。館内でのツアー担当の方が、以前までライプツィヒで稼働していたコロタイプ印刷所が閉鎖してしまい、今では唯一京都に工房が残っているのみと話してくださったのです。そして、偶然というか奇遇にも唯一と語られた便利堂に入社し、存続さえ危ぶまれる貴重な技術をひとりでも多くの方々に知っていただきたいと思っています。アカデミーをとおしてコロタイププリントの美しさや制作の喜びを味わっていただくことを切に願いながら、受講者のみなさまがより充実した時間を過ごしていただけるようさまざまな企画を考案中ですので、どうぞよろしくお願いします。

benrido Collotype Atelier Kyoto Japan; Collotype Academy; 2017; Mako Mizobuchi
benrido Collotype Atelier Kyoto Japan; Collotype Academy; 2017; Mako Mizobuchi

2日コース、5日コースも開校しています。

詳しくはこちらのページでご案内しております。
皆様のご参加お待ちしております!