Interview|Yanyou Yuan Di
As part of this year’s Hariban Award 2021 program, we were grateful to have the chance to interview Juror Yanyou Yuan Di, Founder of Jiazazhi Press/Library. Yanyou shared with us his introduction to photography, his influences and his thoughts on contemporary art and publishing in China today.
Could you share with us some of your earliest experiences with art, specifically photography? How did you come to photography/How did photography come to you?
What are your thoughts on photography’s relationship to memory? Have they shaped your approach to your practice and if so how?
Who/what have been your biggest influences/mentors? How have they shaped the way you work?
In an interview with Ruben Lundgren published by Aperture in 2016, you briefly spoke about the photobook market in China as then being ‘very traditional’. Could you share your reflections on your thoughts since then? Do audiences in China have more access to a wider range of perspectives of photography today than before?
YYD: Not much has changed in terms of publishing. But there are indeed more art bookstores and art book fairs now, so more books have become available to the public.
Could you share with us your thoughts on how contemporary Chinese photography is received in Japan? In what ways have photobooks as a physical medium helped?
The books you have produced have helped widen perspectives of photography in China and also perspectives from outside. Could you share with us other spaces, artists, publishers, events/activities who you admire or work alongside you? Are there other examples that you’d like to highlight that also work within our region?
Could you share with us a current project that you are working on which we can look forward to experiencing?
The Hariban Award provides the opportunity for collaboration. What are your thoughts on collaborative processes and in this case with printmaking?
Do you have any advice for artists thinking about entering the Hariban Award this year?
Jiazazhi Photobook Library, Ningbo © Jiazazhi
可以請您和我們分享一些你最早的藝術經歷,特別是關於攝影的嗎?你是怎麼接觸攝影的/攝影怎麼接觸到你的?
言由: 我最早是一名雜誌的編輯,所以接觸到很多海外的雜誌。我透過google(那會兒還沒被牆)搜索那些名字,覺得有趣就會把一些文章轉譯或者介紹到自己的個人blog,並分享到那時候比較活躍的網絡社區“豆瓣網”。慢慢的透過豆瓣,找到了許多同好,互相交流,包括豆瓣的計算推薦,逐漸了解了更多的攝影師和藝術家。
您對攝影與記憶的關係有何看法?它們是否塑造了您對攝影的實踐方法,如果有,它們如何塑造您對攝影的實踐方法呢?
言由: 攝影替代了某些記憶,但攝影也會讓記憶退化。替代攝影的功能,讓人願意相信攝影的真實性;使記憶退化的功能,讓攝影走向藝術和觀念。
誰或什麼給了您最大的影響或教導呢?他們如何塑造了你的工作方式?
言由: 侯孝賢。他的長鏡頭讓我找到了電影與攝影的微妙聯繫。
在 2016 年由 Aperture 出版的 Ruben Lundgren 的採訪中,您簡要談到了當時中國的攝影書市場“非常傳統”。您能分享一下您對那時的想法之後這幾年的看法嗎?與以往相比,今天的中國觀眾是否有更多機會接觸到更廣泛的攝影視角呢?
言由: 出版而言,變化不大。但是的確有了更多的藝術書店和藝術書展,帶給大家更多的書。
可以談談您對中國當代攝影在日本的接受程度的看法嗎?攝影書作為一種物理媒介在哪些方面有所幫助?
言由: 中國當代藝術在日本和歐美國家似乎依然停留在對“性解放”“貧窮中國的紀錄”“與體制抗爭”,以及“想像的傳統中國”等很教條化的期待上。中國有很多優秀的當代藝術家和藝術作品,我希望透過出版計畫讓大家了解更證實的中國藝術和中國。
你所出的書,幫助擴闊了中國攝影的視野,也擴闊了國外的視野。可以與我們分享您欣賞或與您一起工作的其他空間、藝術家、出版社、活動等等呢?您還有其他想要提及的例子嗎?
言由: 我們在十年前開始,後來先後出現了Same Paper、無像、真姨書房等藝術出版機構。還有兩個藝術書展是值得一提的:Unfold上海藝術書展和abC藝術書展,他們都越做越好了。假杂志在寧波也在做藝術書節。
可否與我們分享一個您目前正在準備的項目,讓我們可以期待體驗的呢?
言由: 我們在做張曉的新作《關於故鄉》。
HARIBAN AWARD(國際珂羅版攝影比賽)給藝術家提供與珂羅版印刷職人合作的機會。您對這些合作方式,以及版畫製作的合作有何看法呢?
言由: 我覺得是很好的嘗試,尤其是在大眾對工藝漸漸輕視的時代,尤其是在中國這樣“珂羅版”印刷技術絕跡的國家,非常看好它的潛力。
對於今年考慮參加HARIBAN AWARD的藝術家,您有什麼建議嗎?
言由: 拿出自己最有特點的作品,勇敢的在用各種工藝去呈現自己的作品。
Jiazazhi Spring Book Fair, 2019 © Jiazazhi
アート、特に写真に初めて触れた頃の経験を教えてください。どのように写真との出会いはどんな感じだったのですか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 私は最初、雑誌の編集者だったので、多くの海外の雑誌に出会いました。 それらの名前を(ブロックされる前に)Googleで検索して、面白いと思ったら、記事を翻訳したり、自分のブログで紹介したり、当時人気なオンラインコミュニティだった「豆瓣(Douban)」にシェアしたりしていました。 豆瓣を通じて多くの仲間を見つけて交流が増えたこと、そして豆瓣のレコメンダシステムによるおすすめによって、徐々にですが、多くの写真家やアーティストについて知ることができました。
写真と記憶の関係について、どのようにお考えですか?制作に取り組む際、その考え方はどのような影響を与えていますか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 写真はある種の記憶を置き換えるものですが、記憶を劣化させるものでもあります。 写真を置き換える機能は、人々に写真の信憑性を信じさせ、記憶を劣化させる機能によって、写真は芸術や構想になることができます。
最も影響を受けた人やメンターは誰ですか?また、彼らはあなたの仕事のやり方をどのように形成しましたか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の望遠レンズの使い方を通して、私は映画と写真の微妙な繋がりを見つけました。
2016年にApertureから発表されたRuben Lundgrenとのインタビューの中で、当時の中国の写真集市場は「非常に伝統的」であると語っていましたね。その後の考えを教えてください。現在、中国のお客さんは以前よりも幅広い視点の写真にアクセスできるようになっているのでしょうか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 出版に関しては、あまり変わっていません。 しかし、アート関連の本屋やアートブックフェアなどで、より多くの本が手に届くようになったのは事実です。
中国の現代写真が日本でどのように受け止められているか、お考えをお聞かせください。物理的な媒体としての写真集はどのような点で役立っていますか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: どうやら日本や欧米では現代中国美術は、いまだに「性の解放」、「貧しい中国の記録」、「体制との闘い」、「想像上の伝統的な中国」などといった非常に教条的な期待に囚われているようです。実際、中国には素晴らしい現代アーティストや作品がたくさんあるので、出版プロジェクトを通じて、中国のアートや中国のことをもっと知ってもらえればと思います。
あなたが制作した本は、中国国内だけでなく、国外から中国の写真に対する見方を広げることにも役立っています。あなたが尊敬している、あるいはあなたと一緒に活動しているスペース、アーティスト、出版社、イベントなどについて教えてください。
ヤン・ヨー・ユアンディー: 私たちは10年前にスタートしましたが、その後、Same Paper、Imageless、La Maison de Zなどのアート出版社が現れました。 他にもUnfold Shanghai Art Book FairとabC Art Book Fairという特筆すべきアートブックフェアがありますが、どちらもますます充実してきています。 Jiazazhiも寧波でアートブックフェスティバルをやっています。
現在取り組んでいるプロジェクトの中で、私たちが楽しみにできるものがあれば教えてください。
ヤン・ヨー・ユアンディー: 今は張曉(Zhang Xiao)の新作『故郷について』を準備しています。
HARIBAN AWARDはコラボレーションの機会を提供しています。共同制作の過程について、そして今回のようなプリント作品の制作についてどうお考えですか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 工芸が希薄になっている今、特に中国のように「コロタイプ」という印刷技術がほぼ絶滅している国では、非常に良い試みだと思いますし、その可能性にとても期待しています。
今年のHARIBAN AWARDに応募しようと考えている作家たちには何かアドバイスはありますか?
ヤン・ヨー・ユアンディー: 自分の最も特徴的な作品を応募し、勇気を持って様々な工芸を活用した作品を発表してみてください。