INFORMATION

<その他> 書籍『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』

2020.12.10

『壁画発見四十五年記念 高松塚古墳壁画撮影物語』

本書は、便利堂が高松塚古墳壁画発掘直後に撮影した、経緯と秘話をご紹介するものです。これまでに壁画の学術書は数多く出版されていますが、実際に発掘と撮影に携わった関係者による話をまとめた書籍は、本書が初めてとなります!

 

サイズ:B5判、40頁
定価:900円(税抜)
2020年12月10日刊行
ISBN:978-4-89273-110-5

 

詳しくはこちらから

<その他> 書籍「海を渡った日本と皇室の文化」

2020.11.25

書籍 -英国王室秘蔵の名品でたどる-「海を渡った日本と皇室の文化」

 

本書は、2020 年の春※に英国クイーンズ・ギャラリーのバッキンガム宮殿で開催が予定されていた英国王室コレクション展「Japan: Courts and Culture」の日本語版図録です。英国ロイヤル・コレクションとは英国全土 15 王族の邸 宅や元邸宅に保管されている美術品のコレクションで、他のヨーロッパ王室の中でも有数の規模と重要な美術品を所 有しています。 ※2022年に延期となりました。

特に日本の美術品に関しては優れたものが数多くあり、それぞれの作品の来歴は他に類がないほど独特で、ほとんど が古くから伝わる物です。その一方で、英国王室が所有する日本美術の存在とその歴史については、日本国内のみな らずイギリスをはじめ全世界であまり知られておらず、今回のようにロイヤル・コレクションの中から日本美術だけを1冊に まとめた書籍はほかに例がありません。

本書では、3 世紀にわたる英国と日本との交流の歴史を、英国王室に秘蔵された皇室からの贈呈品や日本美術コ レクションを通して明らかにしようとするものです。今回紹介される王室による日本との交流に関するエピソードは、過去 の日本美術の展覧会や美術史の書籍などのいずれにも紹介されたことはなく、「日英文化季間 2019-20」と英国人 として初めて日本に到達したウィリアム・アダムズ(三浦按針, 1564-1620)の没後 400 周年に奇しくも重なるこの 時期に初めて披露されるものです。

日英文化交流の歴史を学ぶにあたって、本書が現在もなお続く英国王室と日本皇室の親密な関係を多くの人に再 認識してもらえる機会になると期待しています。

 

詳しくはこちらから

<実績紹介>【国宝】「聖徳太子及び天台高僧像」 コロタイプ里帰り複製制作

2020.11.15

【国宝】「聖徳太子及び天台高僧像」 コロタイプ里帰り複製制作

この度、法華山一乗寺所蔵の仏教絵画の超名品「国宝 聖徳太子及び天台高僧像」がコロタイプ複製によってお寺に里帰りいたしました。

■聖徳太子及び天台高僧像(十幅 絹本著色 平安時代)とは

聖徳太子をはじめ、龍(りゅう)樹(じゅ)菩薩(インド)、善(ぜん)無(む)畏(い)三(さん)蔵(ぞう)(インド)、慧(え)文(もん)禅師、慧(え)思(し)(南岳大師)、智顗(ちぎ)(天台智者大師)、灌(かん)頂(じょう)(章安大師)、湛(たん)然(ねん)(荊渓大師)、最澄(伝教大師)、円(えん)仁(にん)(慈覚大師)などインド、中国及び日本の天台宗関係の高僧を描いたもので、各図とも補筆が少なくないが、細部の文様そのほかに繊細華麗な平安時代の画風がうかがわれ、坐像、立像、正面向き、側面向きなど変化に富んだ像容は、平安時代の高僧像の一般を示して興味深いものがある。なお聖徳太子など五幅の上部色紙形にわずかにのこる賛文は、天慶九年(946)叡山東塔法華堂(延暦寺)の像に橘(たちばなの)在(あり)列(つら)が加えた画賛と符合する点、その像容も同壁画に倣った可能性が高い。いずれにしても平安時代前期の東寺(教王護国寺)の国宝 真言七祖像などに対比すべき平安時代後期高僧像の優品としてその価値は高い。
『国宝事典 第四版(便利堂刊)』より

 

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

<コロタイプ> HARIBAN AWARD 2019 最優秀賞受賞者 個展のお知らせ

2020.09.22

KG+2020 参加プログラム
マーガレット・ランシンク 「無の境界線ー快方に向かって」

便利堂では、2014年以降、国際コロタイプ写真コンペティション「HARIBAN AWARD」を開催しています。世界中から寄せられた写真作品から厳選な審査を経て選ばれた最優秀賞受賞者は、2週間の京都滞在中に便利堂コロタイプ工房の職人と意見を交わしながら、自身の作品をコロタイプで仕上げます。この取り組みを通して、現代を生きる作家が古典でありながらも新しい技法を制作の中に取り込む体験ができるだけでなく、便利堂の職人も、作家の清々しい視点や情熱に支えられて、新たなモチベーションを築くきっかけとなっていることは言うまでもありません。

 

本展ではHARIBAN AWARD2019で最優秀賞を受賞したマーガレット・ランシンクによる作品「無の境界線 ー快方に向かって(E=Border of Nothingness -On the Mend)」を紹介いたします。コロタイプで刷られたコラージュ写真は、ランシンクが日本で見て学んだ金継ぎに習った手法で仕上げられます。京都市指定有形文化財に指定されている野口家住宅花洛庵をお借りし、ランシンクが家族との関わりの中で生み出した作品の融合をお楽しみください。

 

展覧会、及びKG+の詳細については、こちら
HARIBAN AWARDの詳細については、こちら

 

【概要】HARIBAN AWARE 2019 最優秀賞受賞者個展

マーガレット・ランシンク「無の境界線ー快方に向かって」
会期:2020年9月26日(土)-10月7日(水) ※会期中無休
時間:10:00-17:00 ※16:30受付終了
入場:一般300円 ※大学生以下無料
場所:野口家住宅 花洛庵(京都市中京区藤本町544)
※このイベントは京都国際写真祭KYOTOGRAPHIE 2020の
サテライトプログラム KG+に参加しています。

 

Margaret Lansink マーガレット・ランシンク:アムステルダム近郊の小さな村を拠点に活動する写真家。アムステルダムPhotoAcademyで学士号を取得した後、パリのLe Masterklassで学び、2019年にはAtelier Smedsbyに参加。彼女の作品はこれまで欧州各地、アメリカ、カナダ、中東、日本で展示されている。 https://margaretlansink.com/

<コロタイプ>長城を視る―楊越巒コロタイプ写真展のおしらせ

2020.09.15

KG+2020 参加プログラム
楊越巒コロタイプ写真展「長城を視る」

便利堂コロタイプギャラリーでは、9月19日(土)より、現在中国写真家協会の副会長を務め、作家としても活躍する楊越巒氏の作品展「長城を視る―楊越巒コロタイプ写真展」を開催いたします。本展は、京都国際写真展KYOTOGRAPHIEのサテライトイベントである、KG+2020の参加プログラムです。

 

10年間に渡り中国の万里の長城だけを撮影してきた楊氏は、これまでに中国の様々な場所に足を踏み入れ万里の長城のあらゆる姿を十万枚以上の写真に収めてきました。今回はそのなかでも代表となる10作品をコロタイププリントで展覧いたします。是非ご来場ください。

 

詳細については、こちら

 

【概要】
KG+2020 参加プログラム
楊越巒コロタイプ写真展「長城を視る」

会期:2020/9/19-10/18 ※会期中無休
時間:11:00-17:00
入場:無料
場所:便利堂コロタイプギャラリー
(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)

<ショップ>京都 便利堂 本店(仮店舗)OPENのお知らせ

2020.07.27

京都 便利堂 本店(仮店舗) OPEN !

美術はがきギャラリー京都便利堂 京都三条富小路店ならびに東京神田神保町店の閉店に伴いまして、この度、本社1F 京都 便利堂 本店(仮店舗) がOPEN いたしました。
弊社社員の手作りによる仮店舗ではございますが皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

【京都 便利堂 本店 (仮店舗)】

〒604-0093
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地
TEL 075-231-4351
営業時間 10時00分~18時00分
定休日 土日祝日
e-mail: goods@benrido.co.jp

<実績紹介> 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板のスキャニング画像が公開

2020.07.22

7月22日より「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」のスキャニング画像が特設ページにて公開されます!

昨年に便利堂がスキャニングをおこない、現在も作業が続いている「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」の高精細デジタル画像データの一部が、2020年7月22日より、オンライン上で公開されます。

 

「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板 デジタルビューア」では、大壁で300億画素、小壁で170億画素を超えるきわめて精度の高い画像をお手元で鑑賞することができます。なかでも如来の螺髪や菩薩の毛筋、立体感のある衣褶の表現などは必見です!

 

現在のこのような状況の中で、落ち着いて作品を鑑賞することは中々難しいですが、今回の画像の公開を通じて、「東洋の至宝」と謳われた壁画の卓越した芸術性を細部まで楽しんでいただき、法隆寺金堂壁画の魅力とその価値、さらには文化財保存についてより一層ご理解と関心を持っていただきましたら幸いです。

 

 

「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板 デジタルビューア」はこちら

昭和10年に撮影した法隆寺金堂壁画撮影事業についてはこちら

昨年よりおこなっているスキャナー事業についてはこちら

 

【概要】
「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板 デジタルビューア」
制作:法隆寺、奈良国立博物館、国立情報学研究所高野研究室
協力:文化財活用センター、便利堂

 

<コロタイプ>第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展、開催

2020.06.24

6/23より、第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展を開催します!

 

便利堂では社員自らが作品をつくり、印刷の難しさや技師の技術を体験し学べるワークショップイベントを年に1回開催し、作品展をおこなっています。今年で8回目を迎えた本展では、例年以上に優れた作品が揃っています。

 

コロタイプ特有の刷り上がり方はもちろんのこと、作品のテーマやタイトルにも注目してご覧いただき、コロタイプをもっと身近に感じていただければ幸いです。ぜひお越しください!

 

詳細はこちら

 

【概要】
第8回「コロタイプ手刷りプリントのおもしろさ」展
場所:京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町302番地 便利堂コロタイプギャラリー
会期:2020年6月23日(火)~7月3日(金) 13:00~17:00
休廊:土・日曜日、6月30日(火)

<その他>グラフィック社「デザインのひきだし40」にコロタイプ工房紹介

2020.06.09

グラフィック社「デザインのひきだし40」にコロタイプ工房が紹介されています!

 

グラフィック社が刊行する人気雑誌「デザインのひきだし40【特集】名刺なら試せる!カードサイズなら予算がクリア! 名刺・カードにおすすめな特殊印刷・紙・加工、大集合!!!」の販売がスタートいたしました。今回は、特殊印刷加 工が施された84種類の名刺が付録されているという充実の仕様です。そのサンプルの中に、便利堂コロタイプ工房から提供いたしました両面刷りのコロタイプ名刺も同封されています! 印刷好き、紙好き、凹凸好き、〇〇好き…にはたまらない84連発。そして、その制作過程の裏側や企業紹介は、冊子に詳しく掲載されています。

 

毎回、早々に売り切れてしまうというこの雑誌、ぜひ皆様、早いうちにお手にと って、その多彩な印刷や加工のノウハウをお確かめください。

 

 

「デザインのひきだし40 名刺・カードにおすすめな特殊印刷・紙・加工、大集合!!!」

発売日:2020年6月8日(月)
出版社:グラフィック社
著者:グラフィック社編集部
ISBN:978-4-7661-3409-4

<メディア掲載>中外日報でガラス乾板専用スキャナーをご紹介いただきました!

2020.05.29

中外日報でガラス乾板専用スキャナーをご紹介いただきました!

 

2020年5月27日(水)発行の中外日報で、昨年から続いている「重要文化財 法隆寺金堂壁画写真ガラス原板高精細デジタル化」事業と、便利堂が開発したガラス乾板専用超高精細デジタルスキャナーについて取材いただいた内容が掲載されました!

 

中外日報の記事はこちらからお読みいただけます。