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<その他の情報>「岡崎明治酒場」コロタイプポスター Spikes Asia デザイン部門 銅メダル受賞!

2019.10.03

「岡崎明治酒場」コロタイプポスターが シンガポールの広告賞 Spikes Asia スパイクス・アジア のデザイン部門で銅メダルを受賞しました!

「岡崎明治酒場」コロタイプポスターは、2018年に株式会社電通関西支社さまのご依頼で便利堂が制作いたしました。

 

「岡崎明治酒場」は、京都・岡崎で開催された明治時代をテーマにしたイベントで、当時の印刷技法であるコロタイプを使ってポスターが制作されることになりました。エントリーのコピー”COLLOTYPE POSTER NOT JUST AN AD, BUT TRADITIONAL ART.”(コロタイプポスターは広告だけではなく伝統芸術だ)が示す通り、職人技に支えられた表現力とクォリティが強い訴求力となっている点が評価されたのだと思います。

 

スパイクス・アジア(Spics Asia)

スパイクス アジアは、2009年創設。アジア太平洋地域(APAC)の広告分野におけるクリエイティビティの発展を目的に、毎年9月にシンガポールで開催されるAPAC最大級の広告コミュニケーションフェスティバルです。アジア内の26か国から4000通ほどの応募のあるアジア最大級の世界的にも権威ある広告賞の一つ。

 

受賞作品: Collotype Poster Not Just An Ad, But Traditional Art

 

コロタイプについての詳細はこちら

<実績紹介>法隆寺金堂壁画写真ガラス原板高精細デジタル化作業を実施

2019.10.01

今春より法隆寺金堂壁画写真ガラス原板高精細デジタル化作業が進行中です!

高精細デジタルスキャナー

ガラス乾板とは、写真フィルムが主流となる20世紀半頃まで使用されていた、ガラスに感光材を塗布した撮影用の記録媒体のことです。材質がガラスであるため扱いづらく劣化もする一方で、ガラス乾板に写された写真には、そこにしか記録されていない当時の様子が残っているため、貴重な文化財といえます。

 

なかでも昭和10年(1935)に便利堂によって撮影された法隆寺金堂壁画写真ガラス原板は、昭和24年(1949)に火災で焼損する前の壁画の様子が写し遺されていて、現在はもう見ることのできない情報が豊富に入った大変貴重なものであり、デジタル化が急務となっていました。

 

そこで便利堂は、京都大学と大型ガラス乾板にも対応できる世界初の専用超高精細デジタルスキャナーを共同開発し、この法隆寺金堂壁画のガラス原板をデジタルデータにする作業をおこないました。これにより、壁画の細部や肉眼では見えにくい部分を確認することができ、今後の美術史研究や、文化財への関心に繋がるのではないかと期待しています。

 

今後スキャニングデータは、各研究機関や博物館等で活用・公開されるとのことで、皆さまにもご覧いただける機会があるかもしれませんので、お楽しみにお待ちください!

 

・昭和10年の便利堂による法隆寺金堂壁画原寸大撮影についての詳細はこちら

・スキャナーについての詳細はこちら

<コロタイプ> HARIBAN AWARD 2019  グランプリ受賞者決定!

2019.08.31

HARIBAN AWARD 2019
グランプリ受賞者が決定いたしました!

2019年4月12日から7月15日までの間、一般に公募し、433名のご応募をいただきました国際コロタイプ写真コンペティションHARIBAN AWARD 2019のグランプリ受賞者が決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。

Margaret Lansink  マーガレット・ランシンク

オランダ・アムステルダムを拠点に活動される写真家で、アムステルダムやパリの大学で芸術を学ばれました。これまでにもオランダに限らず、フランス、アメリカ、日本、ブルガリア、リトアニア等、世界各地で作品を発表されています。
京都に滞在され、便利堂コロタイプ工房の職人と一緒にコロタイププリントをされるのは12月の上旬に決定いたしました。今後、来春の個展に向けて作品制作と展示の準備が始まります!
追って情報を発信いたしますので、今後の動きに乞うご期待くださいませ。

マーガレット・ランシンクさんの情報はこちら
https://margaretlansink.com/

国際コロタイプ写真コンペティション HARIBAN AWARD の情報はこちら

Competition

 

<実績紹介> ICOM KYOTO 2019 国際博物館会議に出展

2019.08.26

ICOM KYOTO 2019 国際博物館会議京都大会に出展


9月1日より9月7日まで、京都国際会館にてICOM KYOTO 2019が開催されます。ICOM(International Council of Museums)とは、博物館関係者により1946年にパリで創設された、博物館に関する唯一最大の国際機関(NGO)です。2019年現在、世界138の国と地域から44,500人のミュージアム関係者が、加入しています。この国際博物館会議が、このたび日本で初めて京都で開催されます。

国際博物館会議は3年に1度開催されており、第25回の京都大会は「文化をつなぐミュージアム―伝統を未来へ―」をテーマに、文化財や美術品をどのように守っていくのかという問題や、ミュージアムの運営や経営、紛争や災害等の緊急時の対応方法など、博物館に関わる情報の交換や知識の共有、会議がおこなわれる予定です。そして、そのなかのイベントの1つとしてミュージアム・フェアが開催されることになり、便利堂もブースを出展し、参加することとなりました!

ミュージアム・フェアは京都国際会館内の三つの会場にわたり9/2~4の3日間開催され、博物館美術館をはじめ、文化に関わる企業・団体がブースを出展し、皆様に活動や技術を紹介するイベントです。今回便利堂では、EVENT HALLのブース番号「E32」にて『明日への文化財遺産の保存』をテーマに、これまで一世紀以上にわたって取り組んできた「コロタイプ複製」、「文化財撮影」、そして新たな取り組みである「ガラス乾板スキャナー」の3つを柱とする、“便利堂独自のアーカイブ技術”を皆様にご紹介します!

今回のご紹介で特に力を入れているのは、便利堂が京都大学と一緒に開発した大型原板にも対応可能な世界初の「ガラス乾板専用超高精細スキャナー」です。

<コロタイプ> ギャラリー:コロタイプアカデミー開校2周年記念展

2019.08.09

コロタイプアカデミー開校2周年記念
BENRIDO COLLOTYPE ACADEMY
2nd Anniversary Exhibition


便利堂コロタイプアカデミーはたくさんの方に支えられて、7月29日(月)に開校から2周年を迎えます!

これまで、31回のワークショップを開催し、受講者の総数は147名を数えました。海外から来られる受講者の方も増える一方で、中には半年以上も前からコースの開講日を確認にメールされてくることもありました。熱心な受講者の皆様、そして様々な文化圏の方や、普段は出会うことのない職種の方等との出会いはとても刺激的です。感光乳剤を塗布して、印画をし、インキングをしてイメージを浮かび上がらせる手法など、仕上がりの素材に工夫を加えるような取り組みも行いました。と、同時に受講者の方から、鉄のプレートに印画はできないかな?というアイディアの持ち込みに答えることになるなど、表現の可能性も広がりつつあります。

このようにして制作された手刷りコロタイププリントのアーカイブも、2年目の一年でたくさん集まり、改めて2度目の展覧会を開催しようという運びになりました。ぜひご高覧くださいませ。

 

【概要】

BENRIDO COLLOYTPE ACADEMY 2nd ANNIVERSARY EXHIBITION!
便利堂コロタイプアカデミー開校2周年記念展

会期:2019年 7月 29日(月)- 8月 9日(金)※土日休廊
時間:13:00-17:00
場所:便利堂コロタイプギャラリー
京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302

公式 HP:http://academy.benrido-collotype.today 

<メディア掲載> 毎日新聞「京を拓く」3 / 3

2019.05.30

毎日新聞「京を拓く」に便利堂が3回に渡って紹介!

「京を拓く」【毎日新聞】便利堂 代表取締役 鈴木巧 インタビュー

2019520
第3回目 便利堂 代表取締役 鈴木巧
京を拓く/74 便利堂 コロタイプ逆輸出狙う /京都
毎日新聞の記事『京を拓く』Vol74 はこちらから

 

2019429
第2回目 便利堂 写真工房主任 本城克彦
京を拓く/73 便利堂 文化財、ありのままに撮る /京都
毎日新聞の記事『京を拓く』Vol73 はこちらから

 

2019311
第1回目 便利堂 コロタイプ工房長代理 尾崎正樹
京を拓く/72 便利堂 複製の品質、世界が注目 /京都
毎日新聞の記事『京を拓く』Vol72 はこちらから

<メディア掲載> 毎日新聞「京を拓く」2 / 3

2019.04.29

毎日新聞「京を拓く」に便利堂が3回に渡って紹介!

「京を拓く」【毎日新聞】便利堂 便利堂 写真工房主任 本城克彦 インタビュー2019429
第2回目 便利堂 写真工房主任 本城克彦
京を拓く/73 便利堂 文化財、ありのままに撮る /京都
毎日新聞の記事『京を拓く』Vol73 はこちらから

 

2019311
第1回目 便利堂 コロタイプ工房長代理 尾崎正樹
京を拓く/72 便利堂 複製の品質、世界が注目 /京都
毎日新聞の記事『京を拓く』Vol72 こちらから

<実績紹介> 文化財保護法施行65周年記念『国宝事典』第四版 4月20日刊行

2019.03.12

文化財保護法65周年記念出版
『国宝辞典』第四版 刊行いたします。

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弊社は明治20年の創業以来、日本の文化財の記録写真、印刷物出版物を通じて、その素晴らしさを国内外に普及するお手伝いをしてまいりました。昭和31年には文化財保護法10周年を記念して、我々の祖先が作り上げた優れた文化財の象徴である国宝を写真と解説で一覧した『国宝事典』[編集:文化財保護委員会(現文化庁)]を刊行し、日本美術を学ぶ方々の参考書として、また一般家庭の教養書として、大きな役割を果たしてまいりました。しかしながら、昭和51年刊行の第三版の刊行より、四十有余年が過ぎましたが、本書のような信頼ある解説かつ利便性を兼ね備えた類書は存在していません。現代を生きる国民にとって、日本人が有する文化財保護に対する高い志を見直すために、且つ日本美術のすばらしさを学ぶための良書として、増補改訂版を刊行する意義は大きく、文化財保護法施行65周年を記念した文化庁とのコラボレート・プロジェクトとして、ここに第四版の復刊を企画いたしました。執筆・監修は三版に引き続き、文化庁の多大な協力を得、その後指定された文化財を増補、解説文は新たな知見を盛り込んだ改訂版とし、図版はオールカラーといたしました。初回ご予約のお客様には特典をご用意しておりますので、この機会にぜひご予約をよろしくお願いいたします。

 

【仕様】  B5版、上製本、ケース入り、本文カラー印刷
【定価】  8,500円(+税)
【発売予定】2019年4月20日(土)

初回特典 ご購入いただいた方にもれなく国宝事典オリジナル「スライド式ルーペ」プレゼント!
※限定数量がなくなり次第、終了とさせていただきます

国宝事典公式ページはこちら

【送料無料】国宝事典(第四版) のご購入はこちら

でお願いいたします。

“DIALOGUE”『親密な工芸』

2019.02.21

“DIALOGUE”『親密な工芸』 出展のご案内

”未来志向のものづくり”をテーマとしたプロジェクト「KOUGEI NOW」の一環として、 作り手自らがものづくりの背景や手仕事への想いなどを直接お伝えする展示販売会「Kyoto Crafts Exhibition “DIALOGUE”」 にてホテル カンラ 京都の客室やエントランスを舞台に、京都だけでなく全国から様々な作り手が集います。

 

創業明治20年の便利堂の歴史は日本の文化、美術の伝承と普及の歴史です。なかでも世界最古の写真印刷技法といわれる「コロタイプ」は現在では世界でも希少な技術となっています。1世紀以上にわたり便利堂はこの技術を用いて様々な文化財複製づくりに携わってきました。

 

この複製技術を応用したのが便利堂のコロタイプ商品です。昔と変わらない職人の技と感性に支えられて、一枚一枚手作業で丹精込めて仕上げられています。

 

あらゆることが手軽になっていく現代において「歴史」や「アート」を感じる時間はとても風雅なもので、毎日の生活の中に「ゆとり」と「親密さ」を生み出してくれるのではないかと考えます。

 

今回は“五感で感じるアートのある生活”をテーマに、この職人技「コロタイプ」によるアートパネルや、新シリーズ和文具「SHIHO(しほう)便利堂」などでアートのある空間づくりを提案いたします。 ぜひ足をお運びいただければと思います。

 

※“DIALOGUE”は、工芸の見本市&展示販売会です。
※3月7日(木)は招待制の内覧会となっております。
※ご招待ご希望の方は お問い合わせください。

 

入場料:1,000円 *出店商品の購入に使用できる500円のデポジット付き

 

開催日:2019年3月7日[木]11:00~19:00 *内覧会
3月8日[金] 11:00~19:00
3月9日[土] 11:00~17:00

場所:ホテルカンラ  MAP

部屋番号:416