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<コロタイプ >『便利堂の絵葉書からみる「うらおもて」展』開催のお知らせ

2022.02.08

『便利堂の絵葉書からみる「うらおもて」展』

 

「一枚の紙にも裏表」とは、世の中の物事には必ず表と裏があるということを意味する諺ですが、葉書にも「表」と「裏」があり、表が「宛名面」、裏が「通信面」と規定されています。そして、その裏面に絵や写真がある郵便葉書のことを、一般的に「絵葉書」といいます。

 

絵葉書の誕生は、おおよそ近代郵便制度の確立と葉書が登場したのちの19世紀後半です。私製葉書の使用が認められると世界中で絵葉書の時代が到来し、日本では日露戦争をきっかけに絵葉書ブームが巻き起こりました。明治20年(1887)に書店として創業した便利堂は、これを機に絵葉書の制作・販売を始め、現在に至るまで絵葉書をつくり続けてきました。

 

しかし、当時の絵葉書ブーム到来を「表」とするならば、その「裏」には流行が成立するための技術的・社会的要件が必要でした。また、「絵葉書の便利堂」というイメージ定着の裏には、便利堂初めての代替わりや、コロタイプ印刷の導入などがありました。

 

本展では、こうした絵葉書をめぐる「うらおもて」について、“絵葉書ブームの背景”、“「絵葉書の便利堂」とその裏側”、“現代の絵葉書と裏側の人々”という3つのテーマからご紹介します。本展を通じて絵葉書の「裏」側にも注目し、今までとは異なる「表」の見え方の発見や、絵葉書に対してご興味を持っていただければ幸いです。

 

詳しくはこちら

 

【開催概要】 便利堂コロタイプギャラリー 『便利堂の絵葉書からみる「うらおもて」展』

期間:2022年2月13日(日)~2022年4月1日(金)

時間:10:00-17:00 休廊日:土日祝日 ・全日12:00-13:00
※2/13(日)2/19(土) 2/20(日)  Design Week Kyoto 2022参加のためOPEN

入場:無料

場所:便利堂コロタイプギャラリー(京都市中京区新町通竹屋町下ル弁財天町 302)

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